「おおかみこどもの雨と雪」感想

観に行くべきかどうか、迷っていた映画。
というのも、世界観は悪くなさそうだったのだけれど、
前に「サマーウォーズ」を観たとき、
あまりにもゴチャゴチャしてたという印象しかなく、
あれで映画のつもりなのかと…
そんなわけでそこまで期待できなかったのだけれど、
千葉雄大のオフィシャルブログを見たら、この映画を紹介していたので
それが決め手となり観に行った。

本当に、内容がストレートに伝わってきた良作だったと思う。
狼の子を育てるのに一人奮闘する花に、目が離せなかった。
でも、田舎暮らしを始めて色々な人に助けられたり
そして娘の雪、息子の雨も、成長するたびに変化していく様が
本当にリアリティを感じた。
千葉君もブログで言っていた通り、本当に雨と雪が
何処かにいるんじゃないかと思えてしまったのである。
そして、最後。
自分の生き様を選んだ雨と、それを止められない花。
ここにもリアリティを感じさせられた。

多分、これ、子供が狼じゃなかったら感情移入できなかったと思う。
子供の成長を描いた物語は幾つも観てきたけれど、
今迄で一番だったと思う。

本当に、ブログで紹介していた千葉雄大君に感謝したいと思う。